吸血鬼の手帖

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† ドラッケンフェルズ

原題:Drachenfels
作者:ジャック・ヨーヴィル(Jack Yeovil)
訳者:待兼音二郎/崎浜かおる/渡部夢霧
表紙:クリステル・スヴェーン
発売:ホビージャパン HJ文庫G
初版:2007年10月01日
原語版初版:1989
価格:850
頁数:348
 オストランド選帝侯の子息、オスヴァルト公太子ら一行によって邪悪な大魔法使い、コンスタント・ドラッケンフェルズは滅ぼされた。
 それから25年の後、オスヴァルト公自らの要望によって、かつての冒険行が演劇として上演されることとなる。その会場は、他でもないドラッケンフェルズ城であった。
 25年の歳月を経て再会した仲間を加えて、一向は険しい山並みに聳えるドラッケンフェルズ城へと戻ってきた。
 だが、それは新たな惨劇の始まりにすぎなかった…。
 登場人物の名前表記が角川文庫版から若干変更されています。
 オスバルト皇子→オスヴァルト公太子
 ジュヌビエーブ・デュドネ→ジュヌヴィエーヴ・デュドネ
 とかそんな程度ですが。ジュヌヴィエーヴはドラキュラ紀元版と同じ表記になりましたね。

 若干、文体がラノベっぽくなったかも? でも表紙は原書版でラノベのラの字も無い殺伐とした雰囲気。
 振り仮名で原文で韻を踏んでいる部分を補足していたり、訳語がドラキュラ紀元と同じ用語に揃えられていたりします。
 巻頭にある登場人物リストが物凄く詳しくなっていて驚きました。主要人物以外もずらっと。
 ウォーハンマーの世界観説明と神々の名前リストも追加されていて、ウォーハンマー知らない私みたいな人間には嬉しい変更点です。
 ただ、地図は角川文庫版に掲載されていたものの方が判りやすかったかな……?

 頁数が増加している分、角川文庫版で省かれていたと思われる描写がちょこちょこ出てきています。「シャンダニャックの血脈はラーミアに行き着く」とか。ちょっとした描写ですけど、やはり増えていると嬉しいものです。

 とにもかくにも復刊万歳! 版元違っても翻訳者が違ってもやっぱり面白いよ万歳! 今まで『ドラキュラ紀元』を読んだ人に薦めたくても薦められなかったんだよドラッケンフェルズ!
 と小躍りしていたら、『ドラキュラ紀元』の方が絶版になっているらしいというのをネットで見かけて愕然とした。

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コメント

ごぶさたしてます。「ドラキュラ紀元」品切状態は残念ですね。「ドラキュラ紀元」と「ドラッケンフェルズ」は一緒にお店に並ばぬさだめなのでしょうか?

お久しぶりです~!
一体何の罠なのかと思いました……どんな運命の悪戯なんでしょうね……<品切れ
面白くて他人に薦めたい本程、絶版になりませんか?

マジで? うーん、吸血鬼文学を語る上で欠かせない作品だと思うんだが…
それでも創元社は作品の守備範囲的には頑張ってる方なんで、あまり無理も言いづらいですな。

どうも本当らしいです。
友達も買おうと思ったら無くて、古本屋で入荷待ち中だとか。

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