吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† BLOOD ALONE 1

作者:高野真之
発売:メディアワークス 電撃コミックス
初版:2005年03月15日
価格:550
頁数:193
 夢を見る。それは愛しい人の腕に抱かれて見る優しい夢――。
 吸血鬼の少女・ミサキと小説家のクロエは今日も街の片隅でふたりだけの優しい時を刻んでいく――。
 吸血鬼モノの常識を打ち破るミサキとクロエのスtレンジラブストーリーついに単行本化!
 ふたりの日常を綴った描き下ろし短編も収録!!
 元々は同人誌で描かれていたものが、商業誌に移行した作品。

 表面はほのぼのしていて、パッと見は萌え漫画に見えなくもないかも。ミサキは可愛いし。
「ちゅーを…しろ」は名言です!
 ただ、やっぱりどこか薄暗い雰囲気が漂ってるんですよね。ほのぼのラブストーリーな割には、薄ら氷の上をひっそり歩くような危うさを感じます。

 コマ割表現が少し特殊で、コマの外が全部黒い時と、通常の漫画のように白い時があります。黒い時は、他の作品だと回想シーンで黒かったりするような感じで真っ黒です。
 最初は黒い時と白い時の違いが何だかわからなかったのですが、よく考えたら「昼夜の表現」なんですね。黒い時は夜のシーンでした。夜明けや夕暮れはトーンでちゃんとグレーになってるし、細かいです。
「奴隷(レンフィールド)」「新生(ノウルサリート)」「魅了(ファルメク)」というような、一般の人から見たらちょっと変わった用語が割と説明なし出てきますが、吸血鬼作品が好きな人ならそれらがどんな事を表しているのかはパッとわかると思います。
 新生なんて普通にニューボーンて読みそうになりました。さぁドラキュラ紀元を読もう皆の衆。

 むか~しむかし、虎の○だったかどこだったか、同人誌ショップで見かけた気がするんですよね、これ。
 買っておけば良かったよなぁ。何で買わなかったんだろうあの時。電波受信して手に取るところまでいったのに! 私の馬鹿馬鹿!!

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