吸血鬼の手帖

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† トゥルーブラッド2 歪んだ儀式

原題:Living Dead in Dallas
作者:シャーレイン・ハリス(Charlaine Harris)
訳者:田辺千幸
表紙:多田由美
発売:ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
初版:2009年08月31日
原語版初版:2002
価格:850
頁数:399
 スーキーの友人が何者かに殺され、彼女自身もメナードなるスーパーナチュラルに襲われて瀕死の重傷を負う。
 ヴァンパイアの恋人ビルやエリックに助けられるが、そのエリックに命じられ、ダラスで発生したヴァンパイア拉致事件の調査に乗り出す。
 スーキーはテレパシー能力を駆使し、ヴァンパイア撲滅を掲げるカルト教団と、罪の意識から自分の死を願うヴァンパイアのゴトフリーが関与していると突き止めるのだが……。
 殺人事件とヴァンパイア失踪事件、スーキーは二つの事件を無事解決できるのか? そしてメナードの目的とは?
 テレパシー能力者とスーパーナチュラルたちが紡ぐ、珠玉のラブ&ミステリー第二弾登場。
 ソフトバンク文庫って、裏表紙の煽り文が妙に下手な気がします。
 なんか嫌いだわこの文体。

 閑話休題。

 自分より格上のヴァンパイア“エリック”からスーキーを守るため、ヴァンパイア組織の役員(捜査官)となったビル。
 スーキーがバイトをするバー「マーロッテ」の黒人コックの死体が発見され、1巻で交わされた「見つけた犯人を殺さないならこれからも協力する」という約束もあって、またもやヴァンパイア絡みのイザコザに首を突っ込むことになったスーキー。
 捜査官ビルが同行するとはいえ、予想通り酷い目に遭遇しまくりです。
 行動範囲もボン・タンだけではなく、他の町へと広がっています。
 そして、サム以外のシェイプシフターやバッカスの巫女など、「人間以外」の存在が増え始めました。

 吸血鬼が自殺する時に使う「太陽に会いに行く」って表現いいなぁ。
 吸血鬼がチャレンジする自殺方法の中でもかなり萌える(むしろ文字通り燃える?)シチュエーションだと思います。
 陽光に強い設定だと使えませんけどねー……。


 アニタ・ブレイク、トワイライトに続き、今回も脇役(?)の方が好きになってきましたよ。
 どう考えてもエリックの方がビルより魅力的だな! いろんな意味で!

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