吸血鬼の手帖

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† ブラッドラッド1

作者:小玉有起
発売:角川書店 角川コミックスA
初版:2010年05月01日
価格:560
頁数:179
 魔界のとある地区でナワバリボスをしている吸血鬼・スタズ。
 吸血鬼然としていることが嫌いで、ジャパニーズカルチャーを愛する彼のナワバリにある日、日本人の少女・柳冬実が迷い込んでくる。
 ナマの人間、しかも日本人に会えたスタズのロマンチックは止まらない。
 だが、ちょっとナワバリを狙った侵入者を退治している間に、冬実がモンスターに食べられて死んでしまった!!
 幽霊となってしまった冬実の失われた魅力にしょんぼりするも、必ず生き返らせると血意したスタズだが…!?
 ツボにハマってしまった!
 それほど吸血鬼らしい吸血鬼ではないんですが……。

 主人公が吸血鬼、ヒロインは幽霊という組み合わせ。一応ラブコメ?
 魔界にはナワバリがあり、各ナワバリにはボスがいる。そして道場破り、もとい、ナワバリ破りもあり。
 そんな魔界のナワバリの一つを治めるボスである主人公“スタズ”。
 吸血鬼だけど、いわゆる吸血鬼像からはかなり離れていて、「御先祖様みたいに貴族っぽくない」、人間界の文化、特に日本のヲタクカルチャー大好き! というイマドキ吸血鬼です。
 そんなスタズのナワバリにひょっこり迷い込んでしまった普通の女子高生“柳冬実”。
 スタズが「憧れの日本から人間、しかも女の子がやってきた!」と浮かれたのも束の間、怪しいお花にパクッと食べられて幽霊になってしまうという酷い展開。笑った。
 第一話の副題が「骨でした」だもんなぁ。

 ノリとテンポが好みにズガーン! と来ちゃったので2巻目楽しみです。

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