吸血鬼の手帖

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† DAHLIA THE VAMPIRE

作者:垣野内成美
発売:秋田書店 ホラー・コミックス・スペシャル
初版:1996年04月10日
価格:514
頁数:193
 血と愛に飢えた吸血少女。その名はダリア。
 ダリアの求める血は…永遠を生きてゆくための糧。
 ダリアの求める愛は…吸血の民へと彼女を誘い、そして放逐されたマスターヴァンパイア・ラナン。
 彼女は英国帰りの里亜として黎明学院へ転入してきた――。
 正直《吸血姫美夕》シリーズよりこちらの方が好みです。
 ただ普通の吸血鬼のイメージとはちょっと違った感じ。
 必ず吸血鬼は2人で1組。吸血鬼化する時に片目を貰い、その瞳を大事にしているという面白い設定です。

 1とはついていないし、この本が出た時点では巻末に「またどこかでこの子達を描けたら」というような事がちらりと書かれていたので、続き出るかな~? 出るかな~? と待っていたものの全然出ない。
 やっぱりもう無いのかなと諦めかけていたら2004年に2巻が発売されました。その後2005年12月には『チャイナ・ブルー』が、2006年2月には『ルビー・ブラッド』が発売されました。

 片割れが滅びてしまったら新たなパートナーを選ばなくてはいけない、というのは話を転がすにはなかなかいい設定だと思うんですけど、片目を貰って吸血鬼になった後で瞳を与えてくれたパートナーが消えた場合、残された吸血鬼が人間を仲間にするのは片方が自分の瞳じゃなくなってるからどうするんだろうと。
 両目が揃ったままの別の吸血鬼から改めて瞳を譲り受けてパートナーになるとすると、相手の吸血鬼はそれまでパートナーがいなかったことになってこれまた違和感。
 となると残るは貰った目玉刳り貫いて元の自分の目玉を再生という強引手段くらいしか想像出来ないんですが。それも『チャイナ・ブルー』を読むと怪しい気がするし。
 さらに強引に考えると、仲間に加える人間の方の目を貰って共有する……のも有りなんでしょうか。
 私、どこか設定読み飛ばしてますかねorz

 まぁそんなことは全て横に置いといて、ダリアのスタイルと衣装に萌えであります。
 洋物のエロヴァンプっぽいよね。

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