吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† KaNa -哀- 1

作者:爲我井徹
表紙:広瀬総士
発売:メディアファクトリー MF文庫J
初版:2002年07月31日
価格:580
頁数:293
 祐二が出会った袴姿の少女・哀は自らの正体を“妖”だと明かした。清楚で美しい彼女を前に、そのことをすんなりとは信じられなかった祐二だが、ある日の塾の帰り、地下鉄で起きた事件をきっかけにそれが真実だということを思い知る。やがて「七つの頭」を名乗る混たちの陰謀に巻き込まれていった二人は、あまりに過酷な運命と直面することとなるが……。はかなくせつないストーリーで人気を博したコミック、その原作小説が待望の刊行!!
 吸血鬼メインではありません。

 《KaNa》小説版第1巻。
 “妖”(あやかし)を中心とした作品。
 吸血鬼物ではありませんが、エリザベスという女吸血鬼が登場します。準主役級扱いでそこそこ活躍。
 紹介文にもあるように、もともとコミックで出ていた作品の小説版です。ただし後書きで作者本人が「私の中では別作品」と言及しており、コミック版とは多少違う部分があります。大筋のストーリーは同じですが、登場人物が若干違ったり。個人的には小説版を薦めます。
 平将門が出てきたりと全体的に和風の雰囲気を漂わせていますが、一方でバビロン等違った世界観が物語の中心にある不思議な作品です。

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