吸血鬼の手帖

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† 狼男の逆襲

原題:Return of the Wolf Man
作者:ジェフ・ロヴィン(Jeff Rovin)
訳者:友成純一
表紙:久保周史
発売:扶桑社 扶桑社ミステリー
初版:2006年06月30日
原語版初版:1998
価格:1000
頁数:574
 1948年。フロリダの孤島にそそり立つモーネイ城。そこでは、狼男とドラキュラが死闘を繰り広げていた。仇敵を取り逃したウルフマンは、自らの呪われた宿命をはかなみ、心臓を貫いて永遠の眠りにつく。
 50年後、大叔母の遺産を相続するために城を訪れたキャロラインは知る由もなかった。秘密の地下洞に、今も恐るべきモンスターが封印されていることを……!
 現代に復活した三大モンスターが引き起こす、血みどろの惨劇と三つ巴の死闘!
 日本ホラー界の異才による濃密な訳文で贈る、ユニバーサル公認の正当なる後日譚、ここに解禁。
 古典ホラー映画を見たくなる本。見てから読めば5割増しくらい楽しそう。
 仕種だとか台詞だとか、かなりパロディ要素が多い、と思います。多分。
 多分って何だって感じですが、断言できないのは、私も正直散りばめられたネタを拾いきれてないからで。
 ユニヴァーサル(&ハマー)で吸血鬼、狼男、フランケンシュタイン関連をくまなく大量に見ている人ならいろいろニヤリと出来るんでしょうが……。
 古典ホラー映画を一本も見ていないといろんな部分で意味不明さを感じる可能性が高いです。
 ストーリーは『凸凹フランケンシュタインの巻』の終わりから始まるので、資料本を漁るなりネットの情報を見るなりして、『凸凹~』のあらすじくらいはチェックしてから読むべし。

 ただ、タイトルからもわかる通り、主人公は狼男。我らがドラキュラ様は敵の立場。フランケンシュタインの怪物よりは出番多いのが救いです。
 個人的なお気に入りシーンは、女吸血鬼が土を掻き分けて墓から現れるところ。
 物理的に這い出してくるのを事細かに描写するってなんだか新鮮ですよ。

 吸血鬼だけピンポイントで好きだとちょっと辛い、「ホラー」好き向けの一冊でした。
 ちなみに、他の古典ホラーネタに続きそうなエンディングです。シリーズ化するのかも? と思わせる文章もあとがきにあるのですが、続きが出たって話は聞かないなぁ。海の向こうでは続いているのかしら。

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