吸血鬼の手帖

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† ヴァムピール1

作者:樹なつみ
発売:講談社 アフタヌーンKC
初版:2008年04月23日
価格:562
頁数:219
 僕は死んだ。ただし、1分間だけ。
 ごく普通の高校生・水沫怜(みなわりょう)は、ビルの屋上から飛び降り自殺した少女の巻き添えを食ってしまう。
 奇跡的に生還を果たすも、その日から見えないはずのものが見え、聞こえないはずのものが聞こえるようになる。
 そんな彼の前に謎の美少女・北斗笙(ほくとしょう)が現れ、こう告げる。
「あなたは半分だけ死者の世界の住人になってしまったの」
 平凡な日常は崩壊し、「生者」と「死者」の織り成すドラマが始まる!
 血を吸う吸血鬼ではなく、オドを吸い取るタイプの吸血鬼のお話。
 吸血鬼が感染タイプではないのですが、自分にあった身体を見つけて、それが死んだ時に乗っ取っていく……というか、人格として同居していく、これはこれで面白いです。
 自分に合う丁度良い相手に入ろうとしたら、うっかり相手が生き返っちゃった自称「何とか男爵」が可愛い。
 見てるとなんでだかHELLSINGのアーカードを連想するのは、目つきの悪さのせいか服装のせいか。

 ストーリーは結構重め。救いはあれど鬱になれるよ。

 登場人物だいたい出揃ったのかな? というあたりで終わっているので2巻以降が楽しみです。

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