吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† 少年伯爵は月下に奏でる

作者:流星香
イラスト:おおきぼん太
発売:角川書店 角川ビーンズ文庫
初版:2007年12月01日
価格:476
頁数:248
「討ちもらすな」
 大切な人たちを守るため、求血鬼となった美少年伯爵・ベルナルド。
「我が主の命とあらば」
 正義を貫くため、ベルナルドの<対>なる給血鬼となった凄腕の軍人レオニール。
 怪物を殲滅する彼らをよそに、都ではベルナルドの代わりをしていた双子の弟が、兄の存在を知り、暗殺を企てていた!!
 月明かりの導きのもと、ここに『血の契約を』――!
 ツンデレ伯爵とオレサマ軍人が贈る主従ファンタジー第2弾!
 弟伯爵があまり好みじゃないんだ。

 という以外は相変わらずツボを突かれて困ってます。
 医者とか医者とか医者とか医者とかな!!(しかも眼鏡)

 ……萌え話垂れ流しは置いておいて。
 事故に思われたものが陰謀っぽかったり、一見馬鹿王子っぽい王子様が結構悪そうだったり、意外に伏線多そうな気がしてきました。
 暗殺者も出てきたし。

 それにしても、領民のために死にたくないと願った者が他者から奪うことによって永らえる吸血鬼になり、戦う力を欲したものが血を与える者になるというのは、何だか反転っぽくていいなぁ。

#キャラによる対話形式のあとがきを読むと、つい田中芳樹を思い出します。

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