吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† 少年伯爵は月花を愛でる

作者:流星香
イラスト:おおきぼん太
発売:角川書店 角川ビーンズ文庫
初版:2009年02月01日
価格:457
頁数:219
「俺には守りたいものがある」自らの手を汚してでも冷徹に任務を遂行する、凄腕の軍人レオニール。
「わたしが、すべて許す。わたしは貴様の主なのだから」レオニールの主人として“対”の契約を結ぶ、美貌の少年伯爵ベルナルド。
 伯爵の突然の失踪騒動、そして怪物を追い続けた主従コンビは、ついに謎の研究所へと辿りつく。しかし衝撃の人物へと繋がっていき―!?
 禁断のヴァンパイア主従ファンタジー第5弾。
 BBBを読んだ後だからか、イマイチ感が。
 Web小説か同人だったら素直に読めるかも。
 なんかわざとらしい煽りを感じるとでも言いますか、巻が進むにつれ悪ノリ度アップしてません?
 読者が設定に萌えるのは勝手だと思うし私だって萌える時は萌えて色々駄々漏れさせますけどね?
 作者にはもっと冷めた目でキャラを見ていて欲しい……というのは我儘かな。なんか『Ai DeathGUN』とかぶるものを感じ始めたよ……。
 己の生み出したキャラに陶酔していいのはアン・ライスとか菊地秀行レベルだけでいい! って言い過ぎかしら。
「ね、この子可愛いでしょ?」「この子格好良いでしょ?」「萌える展開でしょ?」
 って出されると逆に萎えるのは自分が天の邪鬼だからってことは無いと思うけど、仮に天の邪鬼だったとして、その天の邪鬼さをねじ伏せるだけの魅力なりインパクトなりが有れば文句は言わない。
 語尾に☆がつくと殺意が湧くので、せめてそこだけでもどうにかなれば、ここまで気にならずに読めるかな……。

 段々各キャラ変態度を増してきました。
 引き続き王子があからさまに悪役っぽい描写。しかし同情すべき点もあるみたいな設定が出てきていて、これで本当に王子が悪役だったら単純過ぎてガッカリなのですが、果たしてこの先どうなるやら。

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