吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
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† ソラにウサギがのぼるころ-twilight moon rabbit-

作者:平坂読
イラスト:湊ひろむ
発売:メディアファクトリー MF文庫J
初版:2006年03月31日
価格:580
頁数:263
 「とある事情」により親元を離れ一人暮らしをしている霧村聖司は、彼をモノにしようと強引に迫ってくるクラスメイトの冬木陽子をはじめ、悪友や美少女たちに囲まれながら、それでもどうにか「ごく普通の日常」を送っていた。
 そんな彼の前に突然、ドレス姿の女の子が降ってくる。幼くも美しい、ユウと名乗る自称「吸血鬼」の彼女は、千年前に死に別れた恋人の転生を探しているという。ただの妄想かと思いきや、ユウを連れ戻そうと謎のウサギ執事や腹黒メイドまでやってきて、聖司の日常は否応なしに「非日常〈ラブコメ〉」へと塗り替えられていく――。
 平坂読が贈るストレンジ・トライアングル・ラブコメディ、ここに開幕!
+++館主の独白+++

† トーテム[完全版](下)

原題:The Totem
作者:デイヴィッド・マレル(David Morrell)
訳者:公手成幸
表紙:松山ゆう
発売:東京創元社 創元推理文庫
初版:2006年03月24日
原語版初版:1979
価格:940
頁数:365
 野獣のように変貌した少年、枝角を頂く獣人の影、感染者を狂わせる未知のウイルス……奇怪な事件の元凶はクイラーか? パニックのさなかに帰ってきたのは、かつて彼のもとに身を寄せ、ポッターズフィールドを追われた男だった。
 スローター署長を拘束し武装蜂起するパーソンズ市長。戦場と化した町で署長たちに反撃の機は来るか?
 恐怖とアクションに満ちたマレル入魂の大作!
+++館主の独白+++

† トーテム[完全版](上)

原題:The Totem
作者:デイヴィッド・マレル(David Morrell)
訳者:公手成幸
表紙:松山ゆう
発売:東京創元社 創元推理文庫
初版:2006年03月24日
原語版初版:1979
価格:940
頁数:375
 噛み裂かれた雄牛の死骸。その検死にあたった老獣医師の謎の急死。雄牛と同様に惨殺された男……地方都市ポッターズフィールドで連続する怪事件に翻弄される警察署長スローター。
 かつてこの街でヒッピーたちに君臨したカリスマ、クイラーの足跡を追う雑誌記者ダンラップが、コミューン跡の廃墟で見たのは……?
 改変と短縮を余儀なくされたマレルの代表作が完全版で復活する!
+++館主の独白+++

† スイートホームスイート1-世界で一番いらない遺産

作者:佐々原史雄
イラスト:カヅキレン
発売:エンターブレイン ファミ通文庫
初版:2006年03月10日
価格:580
頁数:284
 来る薔薇色の大学生活に胸躍らせ卒業式を終えた戸丸一彦を待ち受けていたのは、黒塗りのベンツとありえない展開だった!
「えっ、俺の曾祖父が外人? で、とある小国の大領主さま!?」
 呆然とする一彦をよそに、危篤の曾祖父に会うため旅立ちの手はずは整えられ――降り立った異国の地では、さらに驚愕の事実が彼を待ち構えていた!! 曾祖父の死、広島弁を喋る一つ違いの「曾祖母」、遺産相続、そして……。
 波乱万丈ファンタジック・ホームコメディ開幕!
+++館主の独白+++

† パラケルススの娘3 仮面舞踏会の夜

作者:五代ゆう
イラスト:岸田メル
発売:メディアファクトリー MF文庫J
初版:2006年02月28日
価格:580
頁数:261
 枯れ木のような死体が相次いで発見され、騒然とするロンドン。
 クリスティーナたちは貴族院重鎮のルスヴン卿の仮面舞踏会に招待される。
 自分の気持ちに気付いてくれない遼太郎の態度に傷つきながらも、何人かの男性とダンスを踊った和音だが、遼太郎が目を離した隙に、なぜか和音は東洋人の男性とともに会場を出ていってしまう。
 結界のために和音を見失った遼太郎が、必死の思いで探し当てた部屋にいたのは、顔の半分を仮面で隠した妖艶な貴婦人と、その腕の中で気を失った和音、傍らに佇む東洋人の青年だった!
 華麗な文章で世を魅了する大好評マジェスティックファンタジー第三弾!!
+++館主の独白+++

† BLACK BLOOD BROTHERS 5 -風雲急告-

作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2006年02月25日
価格:580
頁数:312
 ……いい奴、なのに。
 夕暮れ時の繁華街に佇む、人の手に血を染めた吸血鬼。その姿を見つめて、ミミコは思う。彼は同胞をかばっただけ。
 ――なのに、なぜ、こんなことに?
 存在しないはずの“第11地区”の噂。そして実在した“九龍王の遺灰”。二つの要素が『カンパニー』と協定血族の関係に影を落とす中、吸血鬼の存在が公になる事件が発生した――。人間と吸血鬼の共存は理想でしかないのか? それとも『九龍の血統』の陰謀なのか? 不穏な風が吹く特区で、誰もが自分の道を探し迷走する。そして、調停員・葛城ミミコにも選択の時が迫っていた……。
 望月兄弟の特区上陸から1年。運命の孵化が始まる新感覚吸血鬼ストーリー!!
+++館主の独白+++

† クリスマスローズの殺人

作者:柴田よしき
表紙:松昭教
発売:祥伝社 祥伝社文庫
初版:2006年02月20日
価格:552
頁数:267
 女吸血鬼探偵メグが引き受けたのはよくある妻の浮気調査のはずだった。監視を続ける家から人の気配が消えた。不審に思って駆けつけると、家にいるはずの妻はおらず、海外出張へ出たはずの夫の惨殺体が……。
 折しもクリスマスローズの花を死体のそばに撒く連続殺人が頻発。メグの発見した事件もとんでもない方向へ!
 二転三転、奇想天外の吸血鬼ミステリー。
+++館主の独白+++

† 死が二人を分かつまで2

作者:前田栄
イラスト:ねぎしきょうこ
発売:新書館 ウィングス文庫
初版:2005年12月25日
価格:580
頁数:223
 一通の依頼状が届けられた。子爵邸で起きている不可思議な事件を解決してほしいという。さっそく元凶と思しきオルゴールを持ち帰る『J.C.』だが、その暗示にかかって昏睡状態に陥ってしまった……! このまま眠り続ければ、いずれは衰弱し死に至る。
 ――そんなの絶対に嫌! 可能性に賭けてみるわ!!
 『J.C.』の心の裡に潜入したミカエラは、そこでかつて『J.C.』が直面してきた運命の岐路に立ち会う――!?

 前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。決別と邂逅が宿命を糾う第二幕、完全書き下ろし!!
+++館主の独白+++

† BLACK BLOOD BROTHERS 4 -倫敦舞曲-

作者:あざの耕平
イラスト:草河遊也
発売:富士見書房 富士見ファンタジア文庫
初版:2005年11月25日
価格:620
頁数:361
 やっと見つけた。もう迷わない。己の剣を捧げる相手。共に人生を歩む少女。
 だから次郎は――異形の牙をむくアリスに、微笑みかける。
「……私の血が、必要ですか?」
 1895年、ロンドン。留学中の大日本帝国海軍少尉・望月次郎は、連続殺人事件の捜査に関わることになる。『7年前に姿を消した切り裂きジャックが、吸血鬼になって戻ってきた』――そう噂される不可解な事件の影には、闇の世界の住人たちも絡んでいた。謎の男装の麗人・カサンドラ。その僕・ケイン。そして、月光の化身のようなアリス・イヴ……。
 人間・望月次郎から、吸血鬼・望月ジローへ。これは長い長い闇の歴史における、知られざる一頁。百年の夜の、幕開けの物語。
 ――その夜、わたしは恋におちた――
+++館主の独白+++

† 死が二人を分かつまで1

作者:前田栄
イラスト:ねぎしきょうこ
発売:新書館 ウィングス文庫
初版:2005年11月25日
価格:590
頁数:247
 ミカエラは、体が芯から凍り付くような感覚に悩まされていた。遠く苦い記憶がよみがえり、ぴたりと重なる。そう、すぐそばに吸血鬼がいるんだわ……!
 彼女が救いを求めたヴァンパイア・ハンター『J.C.』が攻撃を仕掛ける先には、誠実な声と見事な金色の髪を持つ青年。彼は十三年前にミカエラを救ってくれた人物、その人だった。
 ――止めて! いったい、どうして!
 『J.C.』はそのサファイアの瞳に悲壮な決意を宿していて――!?

 前田栄がおくるノイエ・ヴァンピリズム。光と闇の織り成す物語が、今、その幕を上げる――!
+++館主の独白+++

† ブラッド・プライス-血の召喚-

原題:Blood Price
作者:タニア・ハフ(Tanya Huff)
訳者:和爾桃子
表紙:エナミカツミ
発売:早川書房 ハヤカワ文庫FT
初版:2005年10月31日
原語版初版:1991
価格:840
頁数:445
 カナダの州都トロントで酸鼻な連続殺人事件が発生。犠牲者はみな喉を切り裂かれ、血を吸い取られた凄惨な死にざまだった。
 新聞はこぞって書きたてた――「吸血鬼、街を徘徊!」
 偶然、最初の殺人事件を目撃した元トロント警察殺人課刑事、今は私立探偵のヴィッキー・ネルソンは、被害者の恋人から依頼を受け、調査を開始する。
 犯人は本当に吸血鬼か? 調査を進める彼女の前に、やがて事件の背後に隠された驚くべき真相が!?
+++館主の独白+++