吸血鬼の手帖

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† アルビオンの夜の女王-吸血公爵と紅き御曹司-

作者:木村千世
イラスト:こうじま奈月
発売:エンターブレイン B's-LOG文庫
初版:2009年11月26日
価格:560
頁数:222
 悪魔や魔術の事件を扱う“青の薔薇十字団”を率いるセシア。
 そこへある事件で出逢った次期魔王候補と名高いラゼリオンが転がり込んできた! 交換条件を出したとはいえ『花嫁候補』にされているセシアとしては気が気でない。
 そんな時、王都で最近流行っているという怪しげな秘薬が“青の薔薇十字団”に持ち込まれる。現女王である最愛の妹にも使われたと聞いてセシアはカンカン! 薬の原料を調査するため、魔物達が棲む島の吸血公爵を訪ねることになったのだが―!?
 大好評シリーズ第2弾登場。
 謎の悪魔が実は魔界の王子様というお約束の展開、しかもヒロインに求婚するというこれでもかこれでもかというお約束の展開で終わった第1巻。

 2巻目は帝都に流通し始めた怪しい化粧品の成分が、吸血鬼の住む島でしか手に入れられないも植物から抽出されている……ということで、青の騎士団御一行様が吸血鬼の島へと遠征するお話。
 吸血鬼の住む島が舞台になっているため、1巻目よりも吸血鬼率高め&吸血シーン多め。
 普段吸血鬼がどういうふうに食事しているのかとか、吸血鬼の上下関係の垣間見える1冊でした。

 で、対応属性に「おじさま系吸血鬼」と「男装少女」が追加。
 3巻以降も継続して、あるいはゲスト的に出てきてもおかしくなさそうな吸血鬼たちでしたが、果たしてどうなることやら。
 吸血鬼好きとしては、今後もわっさわっさと出てきてくれたら嬉しんだけどなー。期待していいのかなぁ。

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