吸血鬼の手帖

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† アルビオンの夜の女王-魔王子たちの紫の祝宴-

作者:木村千世
イラスト:こうじま奈月
発売:エンターブレイン B's-LOG文庫
初版:2010年03月26日
価格:560
頁数:223
「次に逢う時には、あなたの敵になっているかもしれない」
 ――勝手に花嫁候補にされた挙句、とある狼藉を働かれますます意識せざるをえない次期魔王候補・ラゼリオンにセシアが唐突に告げられた言葉。そして悪魔は忽然と姿を消した……!
 同時にセシアが追っていた組織“アリスの箱庭”も消えたとの報告が! “アリスの箱庭”を支配する『紅髪のアリス』の情報を得るべく、セシアは少年ブラッドレイと会うが、そこである悪魔の存在を知り――!?
 人気沸騰ゴシックファンタジー、第3弾登場。
 怪しい美容化粧品で帝都を席巻していたアリス。
 会社が行方をくらました後、今度は化粧品よりも性質の悪い「麻薬」が流行り始め、青薔薇の騎士団はその解決のために奔走することに。
 情報提供者である盗賊団の棟梁は女装少年だし、魔界の王子様のお兄さんも登場するし、ますます逆ハーレム状態ですなぁ。

 ……で、結構あっさり1冊で話がまとまっちゃって「え?」っと拍子抜け。
 てっきりもうちょっと巨大な黒幕として何冊か引きずるんだろうと思ってました。どろどろと。
 巻が進むにつれ、コミカル度増してきたなぁ。


 脳が勝手に補完するー!
 と1巻の時に叫んでみたものの、3巻まで進んでみたら思ったよりも若々しいキャラだったよラゼリオン。イラスト通りのイメージでいい気がしてきたよ
 すっかり可愛くなっちゃって。
 そして吸血鬼は割と影薄い。
 活躍してるハズなのに影薄い。

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