吸血鬼の手帖

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† ダイブ イン ザ ヴァンパイアバンド1

作者:環望
発売:メディアファクトリー MFコミックス
初版:2010年01月31日
価格:552
頁数:195
 ヴァンパイアバンド見学ツアーを抜け出しヴァンパイアになろうとした友人の巻き添えとなり心ならずもヴァンパイア化した日系ブラジル人の青年アキラ。
 謎の美少女ルリと人間に戻るためのアンプルを求めてバンド全体を巻き込む大捜索劇が始まる。
『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』から衝撃のスピンアウト。
 人間側から見たヴァンパイアの姿とは…。
 そしてこの物語はやがてバンドを覆い尽くす悪夢の始まりとなる。
 ヴァンパイアバンドに身を投じた「もう1人のアキラ」の物語。
 2人とも日系人で(片方は混ざっている血が人間ですらないわけですが)、年頃も一緒で。お互い通じ合うものがありつつ、立場はちょっと違う。
 二人の名前が単に同じ「アキラ」という音なだけではなくて、漢字自体も(どちらかと言えば)夜を連想させる「暁」と(完全に)朝を連想させる「旭」と、見事に対比したものになっているのがまた良いではありませんか!
 こう、日の出を挟んで暁∩旭な感じ!(意味不明)
 しかも昼の世界に出られるアキラが暁で、夜の世界に身を投じたアキラが旭だなんて。
 そのうち本編の方でアキラvsアキラとか有り得るのかな~なんてちょっと妄想して楽しくなった。
 &姫様にとってのアキラって、自分の支配する夜の世界と、昼の世界を繋ぐ、まさに「あかつき」なんだろうな~なんて思いました。

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