吸血鬼の手帖

吸血鬼の館††幻想館†† 管理人"悠貴"による吸血鬼関連作品感想手帖。
[全掲載作品50音] [カテゴリ別50音] [発売日昇順] [発売日降順] [掲載日降順] [ルーマニア旅行記]


« 悪魔城ドラキュラ | メイン | 夜明けのヴァンパイア »

† トーテム

原題:The Totem
作者:デイヴィッド・マレル(David Morrell)
訳者:喜多元子
発売:早川書房 ハヤカワ文庫NV
初版:1987年04月15日
原語版初版:1979
価格:520
頁数:400
 事の始まりは、ひき逃げされたヒッチハイカーだった。男が死んでいたのは確かだった。救急隊員もそう言っていたし、検死医も自分で確認していた。
 だが、死体が安置されているはずの解剖台は空だった!
 検死医は恐怖に震え上がった。その時、ドアが開かれ、裸の男がうなり声をあげながら近づいて来た……!
 スティーヴン・キングの『呪われた町』に刺激を受けたマレルが、小さな田舎町を襲う戦慄の日々を描いて、<吸血鬼・人狼>テーマに新機軸を打ち立てた傑作。
 これもまたスティーヴン・キングの『呪われた町』に触発されて書かれた作品。

 面白いんだけど、超特急過ぎ。ジェットコースターかっていうくらい展開早い。
 最近(ってもう2年前)「完全版」が出版されたので、こちらが旧版=短いバージョンだとわかって読んでいるんですが、それでも早過ぎだろ!! と思うくらいで。(ちなみに今、完全版の方を読み始めています。物凄い別物っぷりです。)
 読みながら頭の中に「やりたいネタは思いついてるんですがページ数の都合上暗転です」というフレーズが浮かびました。
 そのくらい早いです。「続きはCMの後で!」かと思いきや、CM終わったらもう死んでる、みたいな。
 テンポ良く読めるのは良いんですが、ちょっと肩透かし食らった気分は否めません。

 振り返ってみると、この1ヶ月くらいの間で再読を含めて『呪われた町』『屍鬼』『トーテム』と短期間に同じ系統を読んでました。
 さすがに食傷気味……とはならないあたりが名作なんだろうなぁ。

 吸血鬼というよりゾンビに近いイメージなんで、(これから読む人がいたら)吸血鬼らしい吸血鬼はあまり期待しない方が良いかと。
 完全版の方はどんなイメージになってるんだろう。さっさと読まねば。

関連するエントリー

コメント・トラックバックはご自由に。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.vampyre.jp/mt/mt-tb.cgi/1157

コメントする