吸血鬼の手帖

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† トワイライト7 赤い刻印

原題:Eclipse
作者:ステファニー・メイヤー(Stephenie Meyer)
訳者:小原亜美
イラスト:ゴツボ×リュウジ
発売:ソニー・マガジンズ
初版:2007年11月20日
原語版初版:2007
価格:1,000
頁数:331
 ベラに冷たくあたるロザリーの過去。
 人狼と吸血鬼のあいだで揺れるベラ。
 ヴァンパイアへの転生までわずかというとき……。
「人の血を飲まない理由を聞きたい?」
 第6巻の終りで、カレン一家が多数決で下した決断は「ベラを吸血鬼にする」というもの。
 エドワードは相変わらず反対のまま、それでもしぶしぶ条件付きでOKを出した……。

 そんな状態を前提に始まる第3期(7巻目)、いい具合にジェイコブが絡む絡む絡む絡む。
 どうせここまで絡ませるなら、ベラがもうちょっと心揺れたら面白いのに。
 わざわざ学校までエドワードを煽りに来たりジェイコブ可愛いよジェイコブ。
 一触即発のエドワードvs.ジェイコブの様子に、後ろでどちらが勝つか賭けている生徒の姿、特にマイクがジェイコブに賭けている場面が好きでした。長文を書かれるよりも、マイクの気持ちが雄弁に語られていますよね。
 あとは大量の宛名書きをこなしながらの場面で、メールしてねと言われて、「この作業が終わった後もキーボードが打てたらね」なんて気の利いた返し方、こういうの日本人じゃ言えなさそう~。

 とまぁちょこちょここの描写好き~ってところがある中。
 カレン一家だと断然アリスが可愛いよ~と思いながら読んできたんですが、思わぬ伏兵が。
 ロザリー可愛いよロザリー。その過去は萌え過ぎます。

 で、この巻を読んでいて改めて考えました。
 エドワードってそこまで魅力的に感じられないなぁと。多分、ツボにハマる人はハマるんだと思うんですが、少なくとも自分の萌えをあまり刺激しません。
 ベラもねぇ、物語の中の人物だから応援する気持ちになるけど、これが実際自分の友人知人だったら、相当鬱陶しいというかなんというか。
「この自己中な偽善者どもがー! さっさと決めちまえー!!」
 と叫びながら飛び蹴り入れたくなるのは私が汚れた大人だからでしょうか!
 いや、叫びたくなる時点でまだまだ青い。そうに違いない。

 ジェイコブの言うキラユーテ族の「刻印」(=運命の相手)も気になるところ。
 流れからするとジェイコブにも現れるよね、これ。



#という下書きを書いたのが1年くらい前でした。更新作業放置しすぎた。

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