吸血鬼の手帖

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† 屍鬼2

原作:小野不由美
作者:藤崎竜
発売:集英社 ジャンプコミックス
初版:2008年07月09日
価格:438
頁数:187
 わずか一月で12名の村人が死亡…医師・尾崎敏夫と寺の跡とり・室井静信は伝染病を疑うことに。
 一方、死亡した清水恵が想いを寄せていた結城夏野は、時折、死んだはずの彼女の視線を感じ、眠れぬ日々を過ごしていた…。
 2冊続けて読んで、漫画版のメリットを発見。あくまでも私個人のメリットですが。
 キャラの区別がつきやすい。
 名前を覚えるのが苦手(普段長編小説を読む時は片っ端から付箋を貼ります)なので、このくらい濃いキャラデザインにされていると見分けつけるのが楽。素晴らしいメリットじゃありませんか。
 最近の漫画って皆同じ顔した美形ばっかりでキャラの区別が付かないのが多くてね……。

 漫画版オリジナルの部分もちょこちょこあるっぽいですが、おおむね原作に忠実。
 前に藤崎竜が連載していた『封神演戯』みたいに、最初は原作に近いのに最後は斜め上にすっ飛んでいくんじゃないか……っていう点だけかな、今のところ不安を感じるのは。

 この漫画版を読んでいたら、無性に原作小説の『屍鬼』を読みたくなる。
 ああでもそれならやっぱり、『屍鬼』の大元になった『呪われた町』も読み直したいよね!
 というわけで『呪われた町』に突入しました。果たして『屍鬼』を読了できるのはいつの事になるやら。
 再読してないで未読積読の山を消化しないとまずいのはわかってるんですが……。

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