22時30分頃来るはずだった萌ちゃんが実家に現れたのは0時過ぎでした……。
　というわけで、しっかり帰りそびれて実家にお泊り。父上様と母上様と川の字で寝てまいりましたとさ。

　遅くなった萌ちゃんがご飯を食べている間に、萌ちゃんの服をお直ししつつダラダラとだべる。
「今ねー、□□先生が新しいドレス作ってるんだけど、仮縫いで教室に来たドレス屋さんがお姉ちゃんにそっくり！」
　へぇそうですかい。
「他の人もお姉ちゃんと間違えてたよ」
　そんなに似てるんかい。
「猫背気味なところとか髪型とか物作りしてそうな雰囲気とか？」
　そこまで似てるなら見てみたいものだのぅ。
「雰囲気といえば、この間のパーティの時に、××先生が『萌ちゃんのお姉さん、変わった人だね』って言ってたよ」
　××先生って誰だ？
「○○な先生と組んでる人だよ～」
　あー、あの△△の曲で踊ってた人ね！　わかった！
　いやわからん！　私は××先生とは全然会話してねーぞ！？
「喋るまでもなく変なのわかるんだよ、多分」
　大人しくしろと言われたから萌ちゃんに迷惑の掛からないように全力でぱんぴーを装って猫被って撮影してたのに、それでも何か滲み出てますか、そうですか('A`)